図 [Fig.11] は、請求項1、2と同様の方法で時間軸スペクトラムデータの平均値 (Pa)を、周波数軸スペクトラムデータ (Pa') に変換し、MD+2000 より大きい「急激に変化する周波数帯」 を求めたものです。(16.5-18.5Hz)。
図 [Fig.12] は、請求項2と同様の方法により、「急激に変化する周波数帯」 (16.5-18.5Hz) を除いた周波数軸スペクトラムデータの平均値 (P"a')に3σを引いた値を最小値 (P"n)に、4σを加えた値を周波数軸スペクトラムデータの基準値 (P"a'r) に設定しました。。
結論として、平均値周波数軸の最小値 P"n ≃1500に、基準値 P"a'r ≃4600に設定しました。
図 [Fig.13] は、熟達者による基準値と初心者の平均値時間軸スペクトラムデータを比較したものです。
DR(Dynamic Range、ダイナミックレンジ)は、下式により㏈(デシベル)で表され、データの計測範囲を決定するものです。
初心者 (Beginner) の脳波は、基準値と比較して大きなパワー値を示しています。
図 [Fig.14] は、熟達者による基準値と初心者の平均値周波数軸スペクトラムデータを比較したものです。
DRは、上式により17㏈と算出できます。
初心者のスペクトラムは、Reference と比較して明らかに大きなパワー値を示しています。これは、要求されたМE(マインドエンプティネス)に反していますが、初心者には「雑念」がつきものです。